家電量販店での価格交渉のコツ

日常

※本記事は都内など「複数店舗を行き来できること」を前提として書いています。

・高額商品は実店舗と決めている
・お気に入りの家電量販店がある
・実物を見て選んで決めたい
・ネットで品切れ
・今すぐに欲しい

など、家電量販店を訪れて買い物をされる方は多いと思いますがその際にネックになるのが価格です。

どうしても買いたいものが決まっている場合、事前に価格コムやAmazonでレビュー調べてから
店舗に行くと思いますが、ポイント還元を考慮してもネットよりもだいぶ高くついたり…
自分のような小心者だとただの買い物なのにやけに緊張することすらあります。

ただ、家電量販店での価格交渉は(当然ですが)絶対にしないと損です。

下がるか下がらないかは別として絶対にしましょう

個人的に重要視している以下の項目です。

  • 購入店舗選び(店舗立地)
  • 価格交渉を持ち掛ける相手
  • 名刺をもらう
  • 価格の下調べ
  • ポイント還元、還元率

それでは1つずつ簡単に説明します。

購入店選び(店舗立地)

皆さんの中には「近いから」という理由だけで購入店舗を限定している方もいらっしゃると思います。
ただ、店舗によっては価格交渉に適さない店舗も多数存在します。

例えば周りに競合店がないケースや、客質に依るものなのか
そもそも値下げ交渉をする客が少ないので応じないケースが挙げられます。

当方は都内在住、JALマイルを貯めているのでAmazon以外ではビックカメラでの買い物が
ほとんどですが1つの商品を購入するのでも

池袋本店、池袋パソコン館、池袋カメラ館、池袋西口店、有楽町店、赤坂見附店、新宿西口店
ビックロ、AKIBA、渋谷東口店、渋谷ハチ公口店、ラゾーナ川崎店

最大12店舗を行脚することもあります。

値下げ分より交通費も時間も労力も高くつくだろ…と思われた方。


それは言わんでください


実際その通りです。
でもこれは実物を触りに行ったり、比較しに行ったり、いうても最大なので
通常は池袋・新宿・渋谷・AKIBAのうち2エリア程度で済みます。

そしてお分かりの通り、このエリアに共通しているのは競合店が周囲にあるということです。

尚、有楽町店は自分の中では前述の「値下げに応じてくれない店舗」に当たります。
金持ちが多く来店するからでしょうか?
値下げしてくれたとしても他店舗よりもかなり値下げ幅が低いです。

というわけで、店舗によっても応じられる値下げ幅に差がありますので
店舗選びは間違わないようにしましょう。

交渉相手

こちらは賛否両論あるかもしれませんが、購入する商品が決まっている場合、
自分の経験上はメーカー社員一択です。
基本はメーカーのロゴ入りジャンパー等を羽織っています。
たまに量販店の社員さんがいますが、基本的にはヘルプで入ったメーカー社員だと思います。

理由は簡単で「メーカー社員は値下げ幅を預かっている」ことがほとんどだからです。
価格交渉を行うと店員さんの動きで分かるのですが、端末で調べて弾き出すのに加え
メーカー社員に料金を確認する姿も見受けられます。

また、これは実際に自分が経験したことですが、日中にメーカー社員と交渉をして出してもらった価格を
閉店間際に店舗で別社員に提示した際「メーカーさんもう帰っちゃったので自分の判断ではこの価格は…」
と断られたことがありました。

結果、翌日に再訪して無事に購入できましたが二度手間に…
次項に書く「名刺」があればそんなことしなくて済んだのですが…

名刺をもらう

価格交渉において有名な話ですが交渉相手からは必ず名刺をもらってください
ただもらうだけではなく名刺の裏に商品名・交渉後の価格を記載してもらいましょう。

量販店社員、メーカー社員ともに言えることですが、彼らも慣れていますので
ほとんどの場合は向こうからくれますし、言えば簡単に書いてもらえます。

この名刺は競合店舗に持って行くことでさらなる価格交渉に使えます。

ただ、購入を決めている店舗で名刺をもらうのか、当て馬となる競合他社で名刺を先にもらうのか
順番は正直ケースバイケースですね…

尚、同系列の店舗間で価格交渉をする場合は名刺がなくても電話確認(裏取り)してくれたりもします。

Ex)
AKIBA店は価格は安いが納期に3日かかる。赤坂見附店は在庫ありだが価格が高い。
→赤坂見附店にてAKIBA店の価格を伝えて交渉

ちなみにそれでも「それはAKIBA店だからここまで出来るんですよ…」と断られることもあります。

価格の下調べ

前述の「購入を決めている店舗で名刺をもらうのか、当て馬となる競合他社で名刺を先にもらうか」
を含め、重要になるのが価格の下調べです。

でもまぁ下調べというかどちらかというと「希望購入価格」ですね。

数年前はネットの価格を引き合いにだしても量販店の社員さんは

・保証内容が違う
・アフターケアーがある

などを並べて応じてくれなかったのですが最近では

価格コムの最安値を下回らなければOK

というラインを設けているように感じます。

実際言われるのは「ここまで下げちゃうと価格コムの最安より低くなるので…」です。
交渉が上手い人はそれでも突破してしまうのかもしれませんが、自分の購入妥協ポイントは
ポイント還元も含めて価格コムの最安程度になればです。

この妥協価格をしっかりと持っていれば1店舗目の交渉にも役立ちますし
名刺をもらって競合店舗をまわるか否かの判断材料にもなるかと思います。

また名刺をもらい、複数店舗をまわって…が面倒な方は開口一番

「ネット価格が〇〇円だったのでそこまで下がりますか?」

が一番手っ取り早い交渉切り口です。

「これいくらまで下がりますか?」でもいいのですが、必ず「他店で値段提示されました?」
ですとか「いくらがご希望ですか」と肌感は聞かれますので、早く済ませたいのであれば
上の聞き方が一番です。

ちなみに「他店で値段提示されました?」に対してのエビデンスが名刺になります。

ポイント還元・還元率

ポイント還元はともかく、還元率の交渉はあまりやってない方も多いかもしれません。
ただ、意外と簡単にポイントアップやクレカ払いでのポイントダウンを消してくれることがあります。

具体的にはビックカメラだと現金支払い以外は-2%となりますが、交渉により元々の10%→12%とし、
クレカ払いでも10%に収めてくれるということです。

高額商品を購入する場合は地味にといいますか、相当大きいです。

価格交渉で満足した結果が得られた場合、もしくは「クレカだし元々8%だから」と考えている場合は
ここまで思考が及ばないかもしれませんが、スルッと通ることもありますので言えそうな
タイミングがあれば是非実践してみてください。

テクニックと言えるかどうかはわかりませんが、あえてパートナーと一緒に買い物に行き
散々価格交渉をした後に同行者から

「あ…クレカ払いなんですがポイントどうにかなりません?」

と一言添えてもらうのも有効です。

その際は価格交渉の段階から役割分担をし
気弱な主人と強気な奥さんの組み合わせだと効果大です。

ビックカメラにおける「購入エリア」について

最後にビックカメラ限定ですが購入エリアについて、最近の自分の感覚値をご参考まで。

池袋にヤマダ電機の日本総本山があるので「池袋神話」を掲げていたのですが
最近AKIBA店舗オリジナル企画(値下げ)が強いように感じます。

ヨドバシやその他競合他社の勢いが強いのか、ビックカメラ他店と比較をしても
価格コムより低い金額をさらっと出してくることもあります。
他店舗の店員さんも口をそろえて「あそこはオリジナル企画が強くて…」とおっしゃいます。

その次はやっぱり池袋ですかね。
理由は言わずもがなです。

穴場なのが赤坂見附で意外と在庫も豊富だったりします。
どこにも現物がない…という時にも赤坂見附店にあったりします。

新宿西口店は以前より交渉ができなくなったイメージ。
ヤマダもそばにあるのに…
同じ新宿でビックロはインバウンド目当てなので価格交渉応じる気なさそうです。

渋谷エリアも渋く、ハチ公店は店舗敷地面積が狭いので品揃え微妙。
渋谷東口店は価格交渉に後ろ向きなことが多くヤマダ電機LABI渋谷の価格を提示しても
応じてくれませんでした。
価格コム価格の最安よりも全然高かったんですけどね…

なので渋谷は後回しです。

有楽町店は個人的に渋さMAXです。
あそこは会社からも家からも割とアクセス良くて便利なのですが
定価で買っていいものだけを買いに行きます。


と、最後はビックカメラ談義になってしまいましたがご参考まで…